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2011年02月28日
兵庫県弁護士会主催市民シンポジウムの報告
弁護士の富田です。
先日2月16日のブログで告知していた兵庫県弁護士会主催の市民シンポジウム(弁護士大増員時代に見えてくる私たちの暮らしの未来を語り合おう~失われるのは「和」の心か?!「やさしさ」か?!~)が2月26日(土)に開催されました。
人がどのくらい集まるのか心配していましたが、結果的に約80名ほどの方が参加してくれました。
そのなかには、司法関係者以外の方も多く含まれており、予想を超える参加者数に驚きました。
シンポジウムでは、まず基調報告と講演が行われ、弁護士数が急激に増加したことに伴う弊害(これは弁護士が被る弊害にとどまらず、司法の利用者である市民の方々が被る弊害も含まれます。)が報告されました。
それに引き続いてパネルディスカッションが行われ、弁護士、新聞記者、多重債務者救済団体の方、中小企業の経営者などがそれぞれの立場から意見を述べられました。その後は会場発言の機会も設けられました。
弁護士数の減員を主張した場合には、既得権益の擁護だとか業界団体のエゴだとかいった批判が新聞の社説などで出されることが多いのですが、この日は弁護士以外のパネリストや会場の方からもそういった声はなく、むしろ弁護士数を急激に増加させることの弊害を危惧する声が多かったです。
シンポジウムは終了予定時刻を30分近く超過するほどの盛況ぶりでした。
是非一人でも多くの方にこの問題に関心を持っていただきたいと思います。
2011年02月27日
急増するMBO
弁護士の富田です。
少し前の記事になりますが、本年2月19日(土)の神戸新聞の記事によると、MBOが今年に入ってすでに6件行われており、過去最多だった平成19年及び平成20年の15件を上回る勢いとのことです。
MBOとは、簡単に説明すると企業の経営陣が自社の株式を株主から買い取ることをいいます。企業の非上場化を目指すときなどに行われます。
このMBOには、上場を維持することによるコストの削減や市場による短期的な圧力を回避した長期的視野に基づいた経営の実現等のメリット等があるとされおり、一定の意義を有していることは否定できません。
しかし、このMBOには多くの問題点が存在することも事実です。
まず、MBOに際しては全部取得条項付種類株式を用いて少数株主を会社経営から締め出すということが行われます。これは、安定して株式を保有し続けたいと願う株主の願いを無視するものですし、自分が希望していないのに株主としての地位を奪うことがそもそも許されるのかという根本的な問題があります。
この問題を措いたとしても、MBOに際しては、取締役は株主から株式を買い取る立場にあることから、出来る限り株式を安く買い取ろうとします。そのため、株式の取得価格を引き下げるべく業績の下方修正等を行う危険性があります。
また、株主と取締役との間には会社経営に関する情報について大きな格差が存在しています。そのため、株主としては、買取価格が妥当であるのかどうかを確かめることは極めて困難です。
私が所属している株主の権利弁護団では、株主の立場からこのMBOの問題に取り組んでいます。
株主の権利弁護団のホームページ(http://kabunushinokenri.com/)をご覧になれば、MBOの問題点についても詳しく書かれています。
また、当事務所の加藤弁護士が昨年9月に朝日新聞のウェブマガジンである「法と経済のジャーナル」にMBOの問題点について詳しく書いてありますので、詳しいことをお知りになりたい方はそちらを参考にして下さい。
これからもMBOには大きな関心を持っていきたいと思います。
2011年02月24日
炭火焼肉 糸桜
弁護士の富田です。
昨日は、西元町駅の近くにある「炭火焼肉 糸桜」に行きました。
ここは、私の事務所から徒歩約5分という好位置にあることから、これまでも依頼者との打ち合わせの後などに何度か行ったことがあります。
この店の特長としては、まずお酒、とりわけワインの品揃えが豊富ということが挙げられます。
ビールは普通の生ビールに加えて「白濁り生ビール」というベルギーのビールがありますし、ワインについても赤・白ともにたくさんの種類のワインが置かれています。昨日は赤・白とも1種類ずつ注文しました。
肝心の肉についても、肉質が良いのはもちろんのことですが、加えて肉の風味を落とさないように注文を受けてから切り分けるという配慮がなされており、絶品です。昨日も塩タン、バラ、ハラミ、ロース、カルビ等を注文しましたが、どれも満足できました。
最後はガーリックホルモンライスと卵スープでシメました。
個人的には冷麺があると嬉しいのですが、ガーリックホルモンライスと卵スープも最後のシメとして十分に満足できるものでした。
神戸で焼肉を食べるときにはオススメの店です。
2011年02月21日
中華料理レストラン「桃李」
弁護士の富田です。
昨日は、ホテル日航大阪の中に入っている中華料理レストラン「桃李」に行きました。
ここはたまに行くのですが、私が知っている大阪の中華料理レストランでは一番のオススメです。
フカヒレスープ、ほうれん草の炒飯、牛肉の薄餅包み、海老マヨネーズなどのメニューをよく頼みます。
あと、デザートには山芋の飴炊きをよく頼みます。これは大学芋を山芋で作ったもので、一見するとさつまいもで作った大学芋と区別がつきません。味は大学芋よりもあっさりとしていて、こってりとした中華料理を食べた後のデザートとして最適です。
昨日の料理も大変満足しました。また訪れてみたい店です。
2011年02月16日
兵庫県弁護士会主催市民シンポジウムのお知らせ
弁護士の富田です。
今日は、兵庫県弁護士会主催の法曹人口問題を取り扱う市民シンポジウムの打ち合わせのために弁護士会に行きました。
現在、1年間の司法試験合格者数は約2,000人です。これは10年前と比較すると約2倍にあたる数字です。これほど急激に司法試験合格者数を増やしたため、現在では新人弁護士の就職難など様々な問題が出ていることはニュース等で報道されており、ご存じの方も多いと思います。これは単に弁護士が困っているという問題にとどまらず、司法の利用者である市民の方々の利益に直結する重大な問題です。 そこで、弁護士会としてもこの問題を広く市民の方にも知ってもらおうと考え、以下のとおりシンポジウムを企画しました。 入場無料、事前予約不要で誰でも参加できますので是非ご参加下さい!
日時:平成23年2月26日(土)午後1時から午後4時まで
場所:兵庫県弁護士会館本館4階講堂(神戸市中央区橘通1-4-3)
テーマ:弁護士大増員時代に見えてくる私たちの暮らしの未来を語り合おう
~失われるのは「和」の心か?! 「やさしさ」か?!~
お問い合わせ先:078-341-7061
2011年02月14日
同窓会
司法研修所同期の同窓会があり、石川県の和倉温泉に
行ってきました。
和倉温泉は、能登半島の中心にある海沿いの温泉地
です。
1200年前にシラサギが、温泉を発見したのだそうです。
週末は雪の予報だったので、電車が運休したり、
途中で閉じ込められやしないか心配でしたが、
幸い何のトラブルもありませんでした。
現地では、雪は降っておらず、むしろ神戸の方が
雪が積もっていたくらいです。
少し雪で遊んでみたかったのですが・・・
遠方の同期とは、こういう機会でもなければ、なかなか
会うこともできませんが、久しぶりに交流を深めることが
できました。
やはり同期というのは、いいものですね。
弁護士 加藤昌利
2011年02月08日
東京出張
弁護士の富田です。
今日は、東京に出張してきました。
午前7時17分新大阪駅発の新幹線に乗り、午前10時前に東京駅に到着、
その後東京での仕事を終えて午前11時50分東京駅発の新幹線で神戸に戻る
という、東京滞在時間約2時間のハードスケジュールでした。
本当はせっかく東京まで出張したことですし、ゆっくりと観光したいのですが
なかなかそういうわけにもいきません・・・・・。
時間がないので、昼食は新幹線の中で食べることになります。
私は新幹線の中で食事をするときは乗る前にホームで「美味とんかつお弁当」という
弁当を買って食べることが多いのですが、今日もそうしました。
この弁当はメインのとんかつが分厚く、味・ボリュームともに満足できます。
値段も970円と手頃です。
皆さんも新幹線の中で食事をするときは是非「美味とんかつお弁当」をお試しください。
2011年02月07日
談合防止のための内部統制システムについて
弁護士の富田です。昨年4月にブログを立ち上げて以来初投稿になります。長期にわたって更新が滞ってしまい申し訳ありません。
さて、本年1月30日に、朝日新聞の「法と経済のジャーナル」というウェブマガジンに私の論文が掲載されました。題名は「談合防止のための内部統制システムとは」です。
昨年9月30日に加藤弁護士のブログでも紹介されていましたが、このウェブマガジンには株主の権利弁護団(http://kabunushinokenri.com/)所属の弁護士がそれぞれ自分に興味のあるテーマを寄稿しています。これまでもMBOに潜む構造的な問題点やMBOにおける「公正な価格」、有価証券報告書への虚偽記載などのテーマで様々な論文が寄稿されました。今回は私の順番ということで上記のテーマで寄稿しました。
私は、弁護士登録直後(平成17年10月)に橋梁談合事件の株主代表訴訟の弁護団に加入する機会に恵まれました。それ以来、昨年この訴訟が和解で解決するまでずっと談合防止のためのあるべき内部統制システムとは何かということを弁護団で議論してきました(現在も別の株主代表訴訟で独占禁止法遵守のための内部統制システムが問題となっており、これからもしばらくこの問題と関わりを持つことになります。)。また、平成20年4月からは芦屋市の入札監視委員会の委員に就任し、行政の立場からも談合防止に取り組んできました。これらの経験を踏まえて談合防止のためのあるべき内部統制システムとは何かについて寄稿させてもらいました。
もちろん、そこに書かれた内容は株主の権利弁護団の統一見解などではなく、私個人の意見ですし、内容の間違いも含めた文責は私一人にあります。
興味のある方は是非ご一読いただきたいと思います(「朝日新聞 法と経済のジャーナル」で検索していただければすぐにヒットします。)
2011年02月01日
風呂敷
弁護士加藤です。
大学時代の友人たちから風呂敷をもらいました。
綺麗でお洒落な感じの風呂敷です。
職業柄、分厚い書類を保管したり、持ち運んだり
しなければならないのですが、風呂敷は、こういう
ときに結構便利です。
検察官が風呂敷を持ち歩いているのを裁判所で
時々見かけますし、法曹関係者には、風呂敷は
なじみの深い品物です。
というわけで、手持ちの書類を保管するために
活用させていただいております。
弁護士 加藤昌利