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2012年02月03日
兵庫県弁護士会取調べの可視化市民集会のお知らせ
弁護士の富田です。
私が所属する兵庫県弁護士会では、明日2月4日(土)の午後3時から午後5時まで、取調べの可視化に関する集会を開催いたします。
「取調べの可視化」という言葉については、報道等で聞いたことがあるという方も多いと思います。具体的には、警察や検察での取調べの全過程をビデオに録画したり、テープに録音することをいいます。
過去、多くの冤罪事件で、警察や検察において問題のある取調べがなされた結果、被疑者が嘘の「自白」をしてしまったという例は枚挙にいとまがありません。最近の例でいえば、足利事件や郵便不正事件などがそれにあたるといえます。取調べの可視化は、このような嘘の「自白」を防ぐために必要不可欠であるといえます。にもかかわらず、我が国では残念ながら現在も取調べの全過程の録画・録音は実現するに至っておりません。
明日のシンポジウムでは、「大阪地検特捜部事件から見える可視化の必要性」と題して、ジャーナリストの江川紹子さんをお招きして、郵便不正事件から見える取調べの可視化の必要性について語っていただく予定です。
開場は午後2時30分から、入場無料・事前予約不要ですので、皆様ふるってご参加ください。
投稿者 staff : 2012年02月03日 14:36